角部屋日記

あったりなかったりすること

2023/03/28 なにしてたっけな1週間

いろんなところに雑多にメモを残してしまうので土曜日の朝は喫茶店で1週間分のメモの整理をしようとGoogleカレンダーに繰り返し予定を入れているが毎週同じスロットに存在する2時間枠は慣れてしまうとあってないようなものになってしまった。

なのでリハビリ的な感じで土曜日でもないし思い出すことこの1週間は特になんかあったわけでもない気もするけれどあったりなかったりメモ。(記憶はどんどん薄れるのでたぶん感情の起伏とかの描写より箇条書きみたいな感じになってしまうかも。)

 

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いざ日記を書くとなると、”誰に見られる可能性があるか”が若干頭をよぎる。誰かといた時のことを書くと、その人がこの日記を発見し、読み、書いている私とリンクしてしまった瞬間に多かれ少なかれなにかの感情を誘発してしまうかもしれない。まあそもそも誰かを特定できるような書き方をするつもりはないので第3者からしたら別にだが、当人どう思うんだろうなになっちゃうな。むず。

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酔っぱでかまってなパイセン

25:00に前職(新卒で入社した会社)のパイセンから電話が架かってきた。酔っ払っていて明らかにかまってちゃんな声色をしていた。電話越しに新宿で飲もうよと誘われたがその日は珍しく寝る準備が整っていただので割と面倒くさかった。まあでもかまってちゃんはかわいくもあるので家から新宿までタクシーで10分かからないかと思って迷っていたら、かまってちゃんは耐えきれなかったのか家に来ると言い出したので住所をメッセージした。26:00に到着するまでに4回くらい電話が来たのでハイハイって感じ。

AmazonPrime Videoで『少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録』を観ながらパイセンが来るのを待っていて、酔っぱらいさんが玄関をくぐってきた。案の定出来上がっているので、部屋代として献上されたビールを飲みながら観終わるまでかまってちゃんを放置した。「アサヒよりキリンがよかった」と言ったら不貞腐れていた。

酔っぱらいとシラフで噛み合わない会話をそこそこしてふたりで寝て起きた。朝6時だから3時間くらい寝た後にタクシーでパイセンが帰宅。そのまま起きるつもりだったけれどさすがに二度寝した。24/7で誰でも来ていいよにしているので平常運転。

 

推しではないけれど応援したい人がいて

”推し”の強度?があんまよく分かってないし、たぶん僕にはその強度がないので”推し”ではないが応援しているというか好きな人たち(面識はない)がいる。

その日の午前中はそんな人たちがてんこ盛りみたいな日だった。玄関出て15分くらいで新宿のKEN NAKAHASHIに到着。新宿駅東南口から御苑方面に歩く道は花見客と同じ流れの中にて電車の止まっている時間に歩くことの多い道はマジで真逆の世界な感じがしてへえって感じだった。誰かと連れあって歩く人たち、太陽、目的地、いつもの時間にはないものばっかりに満ちていた。

そんな空間からそそくさと離れるようにKEN NAKAHASHIへ。目的は松下真理子さんの展示「すべて水に映る」。同ギャラリーではじめて松下さんの展示を観てから、松下さんの展示は毎回行っている。

HPに記載されている「松下は、「人間とは何か」を執拗に追い求め、死や痛みや絶望が忘れられていく社会に向かって、静かに抵抗している。」というテキストが的確に松下さんの作品、松下さん自身を説明している。松下さんの作品を観るたびに僕は言いようのない安心感と絶望感を感じてしまう。

 

新宿にさらっとまたねをして、岐阜で本屋を開業予定の本屋メガホンが初の東京イベント出店ということで、下北沢ボーナストラックで開催しているBOOK LOVER'S HOLIDAYへ。個人経営の書店を応援したいし、ZINEも好きだしでさらっと眺めて5冊ほどを購入。労働で関わったZINEが置いてあって少しうれしくなった。たくさん購入して応援したい気持ちもあったが、ほとんど既に本棚にあるものだったので断念。

「透明人間さよなら」というZINEを本屋メガホンの店主さんが作っていて既読だったので「よかったです。」と伝えたら、「ああ!」という感じでリアクションしてくれて、僕の名前(TwitterInstagramも実名アカウント)も憶えていてくれた。初めましてだったけれど、オンライン上の感想とかでちと応援の気持ちが伝わっていたんだを実感できて少し嬉しくなった。

 

春だし、かわいい古着買うかマインドで下北沢をふらつこうとするも人が人が人だ!って感じでたくさんの人がいてもうだめだになったので、ヴィレッジ・ヴァンガードだけ寄って帰ることにした。

書籍コーナーで「3年目の壁にぶち当たった私が仕事とか恋愛とか人生に悩む同世代に読んでほしい柏の本をガチで選びました。」という特集があって、柏書房の書籍が10冊程紹介されていた。僕のマリさんや絶対に終電を逃さない女さんなど、今リュックに入ってます!読んでます!な本たち。しかも、半数以上の書籍の編集は天野さんという編集者さん。普段の読書で担当編集の人を意識する瞬間はほぼないんだけれども、天野さんが編集された本の多くを編集者買いしている。

このことをツイートしたら、天野さんからリアクション来て、絶対に終電を逃さない女さんにも届いたぽかった。ライトだけど、応援したい人たちにライトな応援が届いた瞬間。

 

TwitterとかInstagramで読んだ本とか観た映画とかの感想を投稿して、作者とか出演者の人からリアクションが来てその後にコミュニケーションするみたいなのがちょいちょい発生している。別にそこを見据えているわけではないが、僕にとって何かをつくる人はめちゃ嬉しい存在なので、少しでもありがとう的なのが伝わると、良かったなと思う。

 

料理:他者のためと自分のためと

ハーブサラダ(ドレッシングはオリーブオイル・塩・酢)、チキンソテー、自家製トマトソースのバケットブロッコリーのガーリックソテーと酒で友人を迎えた。
基本的には僕がつくった料理は美味しいと思っているし、家が好きなので、喜んで友人たちに料理を振る舞う。けれど、もちろんで味覚も経験してきた食も違うので美味しいと思ってもらえるかは割とドキドキになってしまう。

そういえば友人と一緒に料理をすると、いやその切り方はしないっしょとか、マジこれ入れるの?とかがよくあるが、出来上がりを食ってみるとなるほどうまいなで自分のやり方の狭さを実感する。外食は出来上がりだけを見て、食ってなるほどになるだけだから、出来上がりまでの過程をガン見すると全然違う発見がある。

1年前くらいにアスパラガスが美味しかった記憶が蘇ってくる。
使いきれなかったセロリをコップに水と差していたら陽があたりにくいせいか真っ白になっていてホワイトアスパラガスかな。

 

自分一人の食事だと最近はトマトソースと豆のスープが食事のベースになっている。玉ねぎ・セロリ・人参でソフリットをつくって、ホールトマトベースのトマトソースと豆のスープに進化する。STAUBっていう鍋と野菜と塩とオリーブオイルで最近は生活していることになる。ちなみに豆のスープのおすすめはレンズ豆かひよこ豆業務スーパーの缶詰さまさまである。

そういえば最近パスタを箸で食べている。フォークを掬えすぎてしまうので箸でちまちま食べている。基本早食いなのでちまちま食べるようにしている。食べていると3回タイプしたが、毎回、食っているとタイプしてから消して食べているとタイプし直した。食べているより食っているの方が僕らしいことが分かった。

料理、だいたいイメージでつくるし、自分流みたいな癖があるから僕の味だな〜と我ながら思うけれど僕は僕の味が好きで、僕の味を美味しいと思ってもらえることがあったら嬉しいなと思う。

僕の味が合わなかったら、一緒につくるか外食をすればいいでもある。

 

談話室(24/7)

よっぱかまってパイセン含めて今週は4人の我が家訪問があった。合計すると30時間以上、他者と一緒にいたことになるっぽい。同じ部屋、同じ僕だけれども、4人それぞれが各々の過ごし方をしていたし、僕と他者たちとのコミュニケーションもそれぞれって感じだった。

 

ほぼ初めましての人は5時間くらい滞在していて、基本的にはその人が話をしてたまに僕がリアクションしてみたいな感じだった。悩み、不安、考え事、後悔していることとかをたくさん発話していた。よく知らない他者からのそれらの発話で僕はよく知らない人の輪郭を少しずつ形成して、ちょっと知っているかもしれない人になっていった。

僕は基本的にあんまり会話が得意ではない自意識があって、悩みとか不安とかを誰かに聞いてほしい的なことがあんまりない気がしている。そもそも話すことがないのかもしれないし、あってもないフリをしてしまっているかもしれないしだけれども、あんまり良くわかっていない。別にひとりで勝手に逡巡しているのかもしれないが最近はあんまり思考してしない気もしているのでうーんである。

 

僕の部屋には本がだいたい1,400冊くらいとダイニングテーブルと椅子たちがメインであって、絵を描いたり、粘土したり、予備のMacbookで作業したり、ミシンしたりができる。あとはもちろんおしゃべりもできるし、沈黙のままただ居るってこともできる。あんまり欲望がないけれど、そういう談話室みたいなのを24/7でやりたいななのでちょっとずつそんな感じに近づいているのかなと思う。

 

雨の日のビッグイシュー

東中野駅の西口にたまにビッグイシューを売っている人が立っている。その日は雨が降っていて、最近の暖かさとこれからくる春を明瞭に分け入るような天気だった。ビッグイシューを売っている人を見かけて、立っているなあ、ビッグイシューを売っているなあ、寒いだろうな、そうえいば最近ビッグイシューを買っていないなとポツポツと思い、「1冊ください」と1,000円札を手渡した。450円で売っているので550円分の釣り銭を用意しようとしてくれていた時に「お釣りは大丈夫です。何か温かいものでも買ってください。」と言って後にした。

ビッグイシューを購入した時点で売買は成立しているし、少なからず手元にお金は入るはずだけれども、他にサポートする手段が思いつかなかったのでそうした。お釣りをどう断るかってのを悩んでしまうので、雨の日は「温かいものでも」という理由ができたななので、たぶんこれからも雨の日にビッグイシューを買うんだろうなと思った。

 

一気観したアニメと読み始めない漫画

その着せ替え人形は恋をする』をNetflixで一気観した。雛人形職人を目指す友達のいない男子高校生・新菜と推しのコスプレに全力な女子高生・海夢の話。
良い人しか出てこないし、コスプレを軸に展開されるストーリーがめちゃくちゃ良くて、僕は新菜も海夢もどっちもが大好きになった。恋ってこんな感じだったかもしれないになった。そこそこハマってしまって、アニメ最終話を見終わった瞬間に、アニメ以降の漫画を最新刊まで買って一気読みした。
好きが応援されるってのはめちゃ素敵なこと。

あと、一気にエロスだが、アニメ11話で新菜が勃起するシーンの描写はめちゃくちゃよかった。マジで必見。

対照的に『煙たい話』2巻と『BADON』7巻は買ったのに開きもせずで、なのに『四十九日のお終いに』は何度も読み返した。

ていうか最近、めちゃアニメとかドラマをNetflixで観ているんだが、劇中でインターホンの音がなると、Airpodsから聞こえてくるのか、玄関のそれなのかでびっくりしちゃってほんとに苦手。一人暮らしのピンポーンは一気に緊張感なんだよな。

 

試し書き

新宿の世界堂によく行く。(世界堂バルト9珈琲貴族エジンバラドトールは僕の常駐スポット。)世界堂で筆記具の試し書きをしていて気づいたのだが、僕はいつも無意識に、「ANDROMEDA」と書いている。なんでアンドロメダなんだろう。なんでか考えても理由は分からないが小さい頃からそういえばアンドロメダが試し書きだった気がしてきた。記憶は定かでないのでたぶんがきっとそうだったになっていく。刷り込みだ。

そういえば、みんなは試し書きするときに何をかくんだろう。

 

ライヴ:Harry Styles LOVE ON TOUR

久しぶりにタイプしてたらちと体力がなってきたし、Harryのライヴも圧倒感が強くて終演頃には体力が尽きていたなでフィジカルに思い出が蘇るになっている。結構ガンガンにオーディエンス歌って!な場面が多くて、雰囲気で聞いてる僕はちゃんと歌詞を憶えているわけではないから、いえーい的なノリしかできなくて、むずいなだったな。今月は計3回ライヴに行った。最近の僕の元気はライヴさまさまである。

 

キッスとか

中見出しで”キス”と”キッス”で迷ったが、なんか”キス”より”キッス”の方がよいなとなった。だけれども、会話で”キッス”なんて言おうもんなら、ちとなんかちゃうくねになりそうだ。

いまのところ、キスもセックスも特別な意味なんてないし、したい時にしたい相手とすればいいじゃんと思っている。けれど最近されたキスたち、別にしたくない相手ではないけれどなんかノリが合わなくてダルいなあと思いながらしていた。ダルいなと思いながらするキスはほんとうにダルいので、注意だな〜とキスをしながらiPhoneにメモをした。失礼なやつだ。

 

労働

特に書くことはない。

 

 

なんも書くことねえ人生じゃねと思ったが、1週間のあることないこと書いたらそこそこ書くことあったのでちょっと安心した。
あったことだけじゃなくてなかったことも書こうと思っているけれど、ちょっと時が経てば自分でもほんとうの過去なんて分からなくなるから、たぶんきっとまあそんなもんだなと思う。あったことでも全部を精緻に書いているわけでもないし。

 

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