角部屋日記

あったりなかったりすること

2023/12/06 退職した

2023/12/06(水)

2年半くらい働いた会社を退職した(正確に言えば月末までの有給消化のための最終出社日)。入社してからフルリモートだったし、前職に比べたら1/5くらいのパワーで労働できていたので、退勤コマンドをした後の爽快感とかは特になくて、直近の異動もあったから、(収入はなくなるが)ああやっとやりたくもないことをしなくていいんだになった。

2年くらいいた元のチームの人とオンラインでランチし、最近入った人が多いので全体として親しい雰囲気ではなかったけれどお疲れ様でした〜と言われた。無職になると伝えていたので、面倒くさい「第2の人生〜」的なことを言われなくてホッとした。話をしていたのは、余暇時間や最近気になっているアカデミックトピック、デモとかどうしているとかだった。最期までそういう話だったところは良いななポイント。

 

木曜日休みの大学のパイセンを誘っていたので新宿で日本酒を飲んだ。新政の酒がそこそこあるっぽく、No.6の3種と亜麻猫、陽乃鳥を飲んだ。大学時代の最寄りの酒屋はいつも新政の酒を置いていたので結構頻繁に飲んでいた。だから懐かしい気持ちになった。

曙橋まで移動して、パイセンのツイッターフレンドが当番しているバーへ。「退職と離婚はおめでたいこと」と言われてそうだよなと思った。もちろんそれには、労働できる身体や結婚できる特権などがあってはじめて可能となるので、そういうのについて手放しな訳では無いが、僕個人の状態として労働をやめることは祝うことだった。

四ツ谷駅まで仲良く手を繋いで終電に乗って帰宅。歩きながら「美味しかったね、いい夜だねだったね」とパイセンが言っていた。それぞれシャワー浴びて就寝。

 

退職したので肩書きとかがない時間が再始動する。とりあえずはテキスト書いて、プロテストに参加して、なんかつくってをして、金がなくなりそうになったら職を探そうと思っている。

 

今日の僕的

大森靖子「死神」

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ドトールとペニーとひとりで(ちゃんと)生きていく/きたい

2023/12/02(土)

部屋(自室)は好きだけれども、作り置きが多い(チキンカレー、ナスピー炒め、ブロコチーノ、菜の花のおひたし)と食ってしまいそうだしダラダラ酒・煙草しちゃいそうな雰囲気だったのでいつも通りとりあえずドトールした。

日記を書きつつ、ZINEのテキストすすめつつ、『HIVとともに生きる』大島岳を読み進める。2時間経って離脱して、中野区立中央図書館へ。久しぶりの図書館、テーブル席は空きが0だし、暖房とカーペット臭でどっちにしろダウンしたのですぐにヴェローチェへ。中野駅南のヴェローチェはいつ来てもなんか活気がすごい。ドトールの作業を引き続き。また2時間経って、新中野まで歩いてサイゼリヤ。あんまお腹空いてないのに何故か来てしまったサイゼリヤ。赤ワイン(300円分)、辛味チキン、ディアボロハンバーグプレート、コーンスープ、ペンネアラビアータと絶対食えない量を注文してしまったのは多分最近観ている『孤独のグルメ』のせいだと思う。メイン?ひとさらで全然お腹いっぱいになるのに結局完食して気持ち悪くなっているからほんとうにいつまでたってもだな僕はである。そんでもって今、煙草休憩でドトールに来て、ヴェローチェの続きをしている。

 

先日のエジンバラポインセチア、『HIVとともに生きる』で語られる他者との関係性、昨日のマヴ妻夫(事実婚)、年末年始のみんな誰かといるよねの雰囲気?、今週末は人と会う予定がないこと、自分の日記にはよく友人(マヴ)が登場することについて考えた時の割りとちゃんと人間好きかもだね僕もなこと、作成中のZINEのテキスト、いろんなところで、他者関係がちらちらしている。

僕のひねくれている部分を摘んで無理やり摘出してみれば、マヴたちのパートナーが友達だったら何も気にしないけれど、パートナーが僕の知らん人だったら何も知らんままがいいかもなとか思ってしまっているんではないか僕は?と思い至ってしまった。

 

(前段)

僕はあんまり他者に対してロマンティックな欲求がわかない。どっかに書いたかもしれないけれど、20代が終わりそうな今で20代の10年弱を振り返っても告白に至るほどに他者にロマンティックな欲求を抱いたのは2人だけだったし、ややこいんだけれども僕がロマンティックな欲求を抱くのは出会ってすぐな場合が多い。そんでそこが入口になってしまうと不器用なのか何なのか、マヴルートを辿る人間関係と比較して明らかにミスったコミュニケーションを連発してしまう。しかも、自分が他者からロマンティックな欲求を向けられるのが苦手だなとなることが多いので自分が他者にそういしている自覚をおぼえた瞬間にいわゆる、自分がやられて嫌なことは他者にしちゃ駄目です!ですよね?も発動するのでとても厄介である。

(セクシュアルなフィジカルコミュニケーションのハードルはめちゃくちゃ低い(これは僕に対して向けられた場合で、基本的に自分から他者に向けることにはとてもハードルを感じる))

 

そんで話を戻すと、ロマンティックな欲求の対象となる他者もアンコントラブルな感じに近い感情なのだけれども、パートナー的な関係性が結果としてあったとしてもなかったとしても本当はマヴルートでやっていきたいと思っている。それは僕がパートナー的な関係性にあんまりピンと来ていないからかもしれないけれど、それ以上にやっぱり大前提でマヴになりてえがあるんだと思う。(パートナー的関係もポリアモリー的複数性の可能性はあるが人口が多くない)マヴの複数的かつそれぞれが個別的な並列的な感じがベストみたいな。

けれど多分世の中の多くの人々には、関係性にヒエラルキー(家族を筆頭に、パートナー、友人みたいな)があって、ヒエラルキーではないにせよ別口ではあるだろうで、まあそりゃこんな家父長制で自助的で家制度で婚姻の不平等がある社会だからまあそうだよねだが、やっぱ友人という関係性では担保できない諸々があるんだなと想像してしまう。家族やパートナーには可能で友人では不可能ないろいろがあるんだろう。もちろんその逆もあるだろうけれど、そこは友人という複数性がわりと解決しやすいだろうくて。

だとした時に、パートナーを知らないマヴについてはパートナーのことを知らないままでもいいかなとかも思ってしまう。思ってしまうけれど、マヴの生活の一部だし、マヴの幸せも願いたいし共有可能であるなら知りたいと思うから、そう思うと”知らないままでいい”は本当か?だし、大前提、自分自身についてもだし、他者のことなんて分かりきれないのに何を気にしてるんだでもある。

まあでも多分なんか、家族/パートナー/友人みたいな階層構造を本意ではなくとも感じてしまう(可能性)がちと心細いのかもしれない。(あんまこういうのぬんぬんしながら書いたことがないので、言葉を見つけるのがうまくいかないし、そもそも感じているいこと/考えていることとテキストとしてここに表出しているものがちゃんと一致しているのかも怪しい)

現実問題として、家族とは疎遠であることを選択してきて、パートナー関係にもあんま可能性がない身として、医療とか生活の支え合いとかの場面で今後困難が出てくるのかなあはぼんやりあって、別にそれを第一の目的にすることはないけれどだったらじゃあ友人間での相互サポートだよなであるが、割と周囲の仲良したちみんなパートナードだなのここらへの統計結果が嘘に感じるやんの率なのでどうしたもんだである。

 

 

ってここまで書いていて待ち合わせに向かうために中断

 

 

3年振り2回目のパイセンとエジンバラで茶をしばく。

話の中で前述したことのような話題になり、自分の発話、相手の発話、お互いの応答の中からあまり考えていなかった発見や、自己の過去がふっと蘇る場面が多々あった。その時にひとつ気づいたのは、圧倒的に僕は自身が孤独であるという認識が強いようだということだった(それは僕にとってネガティヴではない)。それは僕の幼少時代の結果だとも思うし、他者に影響した結果が良くなかったこととかいろいろ紐づくものが多いらしかった。だから、いわゆる親密な関係性において、お互いの相互影響はありながらも、自分から相手に対する影響が強くなってしまうような関係性を避けているのではないだろうかになった。

 

最近構想しているいくつかのZINEとライフプロジェクト的な方針が見えてきてとてもいい時間だった。4時間ちょっともあっというま。

プロジェクト進捗を共有できるようにコツコツしていこうだ。

日記には残さない別のところに今日のことはフィールド・ノートとして残しておく。

 

とか言いつつ、考えかたも生きかたも全然変わるかもしれないのでとりあえず現在地のテキストを残していこうだ。

 

今日の僕的

SUNNY CAR WASH - キルミー

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2023/11/21〜2023/12/01の断片

思い出しながら最近のこと。

 

2023/12/01(金)

昨日の午前中にマヴNから「今日家いる!?いまからポレポレで映画みる!」と連絡きて、MTGと被る時間だ〜え〜ってなっていたらタイムリーにMTGがぽしゃったので、NとMと3人でランチを食った。

子育てのこと、3人の労働状態、共通マヴRのこと、Nと僕が食ったビーフンが味薄なこと、海外に移住したいよねなこと、そんなことを話してバイバイした。

スーパーで野菜を買って帰宅して労働再開。見切り品の野菜、何が見切り要素なのか分らないまま購入して調理して食うよね。

退職するまでカウントダウンなタイミングの労働ってどんなテンションでやればいいねんだ。引き継ぎもほとんど終わっていて、前回の退職と大違い。前回は退職日も役員と打ち合わせして「ほんとうに最終出社日?笑」と言われ、退職した後も引継ぎ先の先輩とのLINEは業務についてだった。

基本肉は好まないのだけれども、ビタミンとかタンパク質がたりないって言われたなを思い出して夕飯は半額になっていた手羽元でカレーをつくった。セロリと玉ねぎとトマトにスパイスはターメリック、クミンシード、コリアンダーシード、ヒング、カレーリーフ、カルダモン、生唐辛子、にんにく、ナンプラーマスタードシード、チリパウダーの適当カレー。

 

ジェノサイドが終わらないし、前職のリクルートのサービスであるゼクシィがは?みたいな広告出しているし、相変わらずHIV/AIDSは関心を持たれないなを実感する世界エイズデーだしでもう2023年最期の一ヶ月かって感じ。はよ労働者やめられる日よ来てくれ、話はそれからって感じ。

 

2023/11/29(水)

早稲田大学のALLY WEEKの一環で福永玄弥さんのレクチャー「ジェンダー平等」とバックラッシュ〜東アジアのクィア運動からの考察〜をZoomで視聴した。

韓国、台湾、日本の最近のバックラッシュの状況を歴史的背景を含め簡潔に知ることができるいい機会だった。

バックラッシュに対抗する運動として脱植民地主義的・脱帝国主義的であることというのはめちゃくちゃそうだなだし、婚姻平等運動に見られるようなシングルイシュー的で規範同化的な雰囲気はやっぱり僕は苦手だなを再認識した。

 

2023/11/28(火)

移動手段としてネット購入したペニーボードが届いた。蓄光ボードでかわいい。ふつうにむずいし、10分とかやってるだけで身体が熱くなるし節が痛くなるしで、想像の50倍くらい乗りこなすのむずいかもだった。

大学時代の仲良しパイセンのSはなんであんな軽やかに乗れていたんだろうかだ。

 

2023/11/27(月)

労働終わりに11月の新刊たちを購入するために新宿紀伊國屋書店ダッシュ。欲しい本はたくさんあるが今月の書籍代は既に7万円とかだったので目的にしていた4冊以外は視界に入れないようにした。購入した4冊。

『私たちはいつから「孤独」になったのか』F・B・アールパティ、神崎朗子訳、みすず書房
HIVとともに生きる』大島岳、青弓社
『言葉の風景、哲学のレンズ』三木那由他講談社
『鬱の本』点滅社

ヴェローチェで早速読書。誰か読んだ/読んでいる人がいたら感想とか聞いてみたい(かもしれない)。

タックスノットに行って、関西の本屋の社長さんに名刺をもらったが名刺って未来の処分にちょっと困るよなだった。

何回か顔を合わせたことあるお客さん(名前は知らない)が僕の名前も僕が話したか話してないかも記憶ないことを憶えていてびっくりしつつ、はじめてちゃんと話をした。そのSさんと記者さんの3人で話をしたのは、児童福祉やいじめ問題、電気風呂と身体刺激、労働ってなんやねん、なんでいまの労働しているのか、精神医療とかについてだった。なかなかたのしい時間だった。

その後はエジンバラで読書の続き。卓上にポインセチアの鉢植えが置かれていてそういう季節かを感じる。社会はクリスマスでも正月でも僕はいつもの日々を淡々とやっていき〜

 

2023/11/25(土)

マヴKと東大駒場祭。狩猟サークル、東大で性教育を学ぶゼミ、フラメンコ、レゴサークル、東大ビラサークルとかそういうラインナップを巡った。

狩猟:マヴの友達がそのサークルのアルムナイらしく、初対面のサークル員たちと盛り上がっていた。猪肉のソーセージがうまかった。

性教育:マヴKと再開。大学のクラスメイトがいまでも頑張ってる姿に僕もがんばらなくちゃになる。

フラメンコ:くそかっこよ。僕もやりてえ。

レゴ:どれもかわいい〜しお子様がたくさんいた(レゴってときたまやりたくなるけれど高いよな〜)

ビラ:麻原彰晃が東大で講演した時のビラや講演中止させた時の東大新聞の記事などを読んで、リアルにオウムの痕跡を目の当たりにする機会ってそういやあんまないよなで熟読した。

 

終わって、疲れて、世界堂でフレームの下見して一緒に帰宅。夜までずっとふたりで酒を飲んでいた。

 

2023/11/23(木)

久しぶりのRとの待ち合わせのためにはじめて?の経堂。若いにいやんがやっているおしゃれ珈琲屋さんでモーニング。浅煎りのみのラインナップで深煎りが好きな僕としてはうおおではじまり、一緒に頼んだトーストとオリーブオイル・塩の一瞬でできそうなやつが30分以上出てこなくて絶対忘れてただろをなんてことなかった顔で出されたのでちっと不貞腐れた。

Rの案内で駅前の商業施設で凛とした空気吸って、絶対好きだよと言われた本屋ゆうらんへ。ラインナップがめちゃくちゃ好みで、他人からおすすめされるものでフィットすることあるんだ!やったね!ありがと!だった。

豪徳寺まで歌ったりしながら歩いて、ランチはカレー屋でラムオーバーライスを食った。ここも好きそうだ言われて案の定大好きだった。唐辛子アチャール(ホール)はやゔぇえくて大丈夫かな?だったけれどもちゃんと2本食い切った。本日のおすすめ3箇所目(最初の珈琲屋はピンとこなかったからノーカウント)の七月堂。ZINEと詩歌がたくさん売っていていい感じ。ここも好き。

豪徳寺に戻ってバイバイして、Tokyo Art Book Fairへ。まじかよ長蛇列に並んでいるとIGのストーリーにあげたら、仲良しSからMIZのライヴみれるよ!とまじかよ情報。40分くらい並んで、入場後即ライヴ会場直行して久しぶりの生MIZにテンション!

ライヴ終了後にSにありがと〜伝えて会場内へ。めちゃくちゃに混んでいて、知り合いに挨拶して、佐藤充さんのZINEだけ購入して退散。他にも目当てたくさんあったのに体力?気力?が限界だった。

 

2023/11/21(火)

下北沢本屋B&Bで折坂悠太と山口博之トークイベント、「折坂悠太(が/を/と)読むことば」『(歌)詞集「あなたは私と話した事があるだろうか」(WORDSWORTH)刊行記念に参加。トークも詩の朗読もめちゃ良かった。山口さんの思想?的な部分もいいなだった。

エジンバラよってから帰宅。

 

今日の僕的

大森靖子『非国民的ヒーロー feat.の子(神聖かまってちゃん)』

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4連休 2023/11/16〜2023/11/19

2023/11/15(水)

労働をはやめに終えて、青山・月見ル君想フで「東京30人弾き語り2023」を観た。30人のミュージシャン(+飛び入り3人)が一本のアコースティックギターを手に歌い上げていく。知らないミュージシャンも多かったけれど、下津光史と折坂悠太が観たくて行った。先のふたり以外では、工藤祐次郎や有馬和樹(おとぎ話)、曽我部恵一サニーデイ・サービス)、小棚木もみじ(のっぺら)がみれただけでも大満足。まるまる4時間、30人で3,000円とか、安すぎぎてびっくり。

けれど僕的本丸の下津くんと折坂くんは若干空気感が違うかもなな感じで来年はまあいいかなでもあった。けれどとにかく幸福空間であったことには違いない。

 

2023/11/16(木)

駒場アゴラ劇場でムニ『ことばにない』の前編(記録上映)と後編を観た。それぞれ10分の休憩2回を含む4時間半、計9時間の演劇。レズビアン女性や様々な女性達を描く演劇で思うところが多分にあったので、これについては別に書く。

東大駒場キャンパスは喫煙スポットなので隙間時間で煙草を吸いに行った。タテカンには、ガザやウクライナに対する声明や明大のタテカン撤去についてのものがあって、心の中で応援。

いいなと思っていた喫茶店が募集していたアルバイトの時給が最低賃金だったけれど、東大の学食は1,200円(9時前・18時以降は1,300円)でよっぽどヘルシーだった。

 

2023/11/17(金)

雨の中、定期通院。ビタミンBが足りないらしいけれど、何を食えばそれを補えるんだろうかは謎のまま特筆なく終了。

午後は部屋の掃除。風呂場で強めの漂白剤を使ったら、爪が溶けるし、黒い靴下は一瞬で茶色に脱色されて、びっくり危ないやつじゃんでひやひやした。

 

2023/11/18(土)

読書会のためにベル・フックス『学ぶことは、とびこえること ――自由のためのフェミニズム教育』を読む。

13時過ぎに、Tが到着。ベランダで喫煙していたらチャリを停めるTが見えた。チャリの籠がひしゃげて平行四辺形になっていた。「いま2学期だっけ?」って僕が聞いて、大学に2学期的概念はあまりないねそういやになった。
13時半くらいにSuが到着。ZINEをいただく。ありがたい。

Yが到着。こないだはじめましてしたばっかりだけれども、フレンドリーなのでみんなとすぐにいい感じに仲良しになっている。

その後に15時くらいに来るかなと思っていたSが到着。やっほやっほで集まる中でいっちゃん友人歴が長いのでお互いしった感じ。

とりあえず5人で酒を飲んだり、菓子を食ったりで親交深めようタイム。缶ビール100円、缶チューハイ50円のハンズオン方式にしたらみんな遠慮なく(いい意味で)酒が進んでいたのでいい感じだった。

Kが到着したので予定していた6人が揃って、読書会開始となりそうだったが、各々の進捗とかそもそもちゃう本読んできたとかで、ゆるゆると本に関することや関係ないことについてチャットしていた。

Tがバイトで離脱して、家から1分くらいの中華。

福建料理の中華屋で食ったやつ:

・焼餃子*2
・水餃子
・鶏と唐辛子炒め
・福建式海鮮と餅炒め
・油淋鶏*2
・豆苗炒め
・湯で胡麻団子

食い終わった後にそういやで高菜チャーハンが美味いんだったを言ったらおせーよ合唱だった笑

 

最年長僕は1994年で最年少は2000年うまれで、時の流れだったけれど、ゆるゆるといい時間だった。次はメキシカンパーティーをする予定。

てか、3人以上きついかもと思っていたけれど、大丈夫な人たちだったら6人でも意外と大丈夫だったので新しいきづき。みんなそれぞれのヘルシーやっていてくれたらいいな。

 

2023/11/19(日)

4時に起きて、眠ったほうがよいのにだけれども結局5時まで眠れなくて袋麺のカレーうどんをつくって食ったら、すぐ寝てしまった。起きたら12時で、やべえやべえでシャワー浴びて家を出て、新宿。

香水のいい匂いする兄やんを風よけにしながら御苑までダッシュ。Kとは結局落ち合えなくて、LINE通話しながらやっとこさで合流。

御苑入場して、ズンズンと千駄ヶ谷側まで歩いて、いい感じのシートを広げてふたりでゴロゴロした。京都の借景とか福島とかにありそうな景色とかいいながら、涼しくなるまで過ごして、御苑を後にした。

新宿3丁目の香港料理屋・九龍で腹ごしらえ。店の外でちょい寒の中、なんかいい雰囲気とか言って結局4時間居た。

・チーズ春巻き
・小籠包
・四川風唐揚げ
・海鮮ビーフ
・豆苗のガーリック炒め
・ビール/桂花酒/梅サワーをたくさん飲んだ

ガザ、小説、演劇、孤独とは、セックスに意味はない派、とかいつも通り縦横無尽にシリアスからゲラゲラまでしていた。

ワインの酒場で、それぞれグラス3杯ずつと前菜の盛り合わせ。オリーブがコンポタージュの味するよと言ったら、ぐう共感だった。

いつもの路上飲みスポットで工藤裕次郎の「ゴーゴー魚釣り」をして駅の改札でバイバイ。

僕はいま、エジンバラダージリンティーを飲んでいる。

 

なんだかんだ、作品に触れたり、人とずっといる4連休だった。冬って感じだ。

2023/11/11 文学フリマ東京37

書き途中のままになっている日記がいくつかあるけれど、今日のことは今日のうちにって感じ。なんでもいいけれど今日のことを今日のうちにやってる僕はえらい。めちゃくちゃえらい。何に対してとか誰と比べてではないけれど、何かができている僕はちゃんとえらい。

 

2023/11/10(金)

まずは昨日(2023/11/10)のことから。

19時過ぎにマヴHと僕の最寄り駅の改札で待ち合わせ。仕事帰りのHはなんかテディベアみたいだった。前もってカレーを食おうと相談していたので、タラキッチン東中野店へ。Hはマトンビリヤニスープカレー付き、僕は2種カレーセット(マトン・ダール)を注文する。あと2人とも生ジョッキも。腹ペコと腹ペコだったので、会話しながら食いながら飲んだ。あっという間に空になる器。次どうする?で宅飲みの結論になった途端にHは僕が食べたカレーセットと同じ内容をテイクアウトで注文した。

帰りにスーパーに寄ってワインを調達。Hが「赤がいい」と言い、僕は「ちょっとだけ高いやつがいい」と言ったので、HはROBERT MONDAVIの2021年を選んだ。

駅から2分もかからずに帰宅。カレー用の皿をHに出してからグラスに赤ワインを注いだ。分かりやすい美味さって感じの飲みやすいワインでぐびぐびした。最近酒に弱くなったと言ったらHが「ハイチオールC飲むといいよ」と教えてくれた。案の定、今朝起きたら酒が残っていたので次からハイチオールCチャレンジをしようと思う。

最近あったセクシュアルな話から親しい人の障害や困難にどう向き合うかなどなど、いつもどおり縦横無尽に会話してあっという間だった。

2冊買ってしまったと言って金原ひとみ『アッシュベイビー』の文庫版をくれた。僕は中島義道『人生を「半分」降りる―哲学的生き方のすすめ』を貸した。

 

アニメ『進撃の巨人』を観ながら2時前後に寝落ちした。

 

2023/11/11(土)

アラームなしに目が覚めたのが朝5時。酒が残っているし怠いし寒いのに全然眠れなさそうで15分くらいで諦めて起きることにした。

進撃の巨人』の最終回を観終えて、軽く掃除したりだらだらしたりしてシャワー。10時半前に家を出て電車で流通センター。中央線の遅延で京浜東北の乗り換えも東京モノレールの乗り換えも予定通りにいかなかった。最寄りまでも走ったし、乗り換えも頑張ってギリギリを攻めたけれど全部ダメだったので無駄に疲れた。

11時15分くらいに流通センターに着いて、文学フリマの入場列に並ぶ。早く着いたのにすでに列は長蛇!って感じで僕もそのひとりになる。12時の開場予定時刻よりも10分はやく開始のアナウンスと開始の拍手。半年ぶりの文学フリマだ!になって、事前にメモしていたブースを順々に巡る。

知り合いとまではいかなくてもお互い顔と名前は認識してる人たちがちらほら出店していたので新作のZINEを購入したり、好きな出版者や作家さんの新刊を買って「好きです」と伝えられた。特に僕のマリさんにサインをもらった時はやゔぁかった。思わず「勝手に支えられてます。」と伝えた時にはなんか泣き出しそうになってしまい、涙を堪えた。(堪えなくてもよかったかもしれない。)

あと「もしかして(僕の名字)さんですか?」って出店者の人に声をかけられて話をしていたらTwitterで相互フォローの人だった。出店してるの知らなかったし、マスクしていたのに気付かれるんだでびっくりした。緊張しちゃってちょっとしかお話できなかったけれどそのTさんいわく僕は「もっとファンキーな感じかと思ったらかしこまってるんですね」的なことを言われた。たしかにもっとファンキーになりたい。今度うちに遊び来てくれるかもなのでその時はちょっとファンキーになった僕で仲良くなれたら嬉しい。

30以上のブースをリストしていたから巡るだけで一苦労だし、どんどん重くなる袋でいつもみたいに知らないブースで気になるZINEに出会うみたいなのがあんまりできなかったのはちと後悔。

なんか疲労感がすげえなでちょっとおぼつかない感じで会場ないをうろうろしていた時に視界に入ってくるのがロン毛男性ばかりでやっぱりロン毛だよなでなんでこないだ髪を短くしたんだよ僕はになってはよロン毛に戻りたくなった。

 

友人Yと落ち合って浜松町で飯を食おうとなって移動。浜松町、ほとんど来たことなかったからどこに飯屋があるかも定かでなくて、まあデニーズでいいかとなって行ってみたら15時過ぎなのに待機列でハラヘリの僕らは日高屋へ。僕はウーロンハイとピリ辛とんこつ葱ラーメン的なやつを食った。味が濃いってそれだけで美味いなって思えるくらいには疲れていた。

バイバイして大江戸線に乗って帰宅。

へろへろでぼーっとしたあとに文学フリマでゲットしたものを卓上に広げてとりあえず数をかぞえたら無料頒布含めて50冊の書籍とZINEがあった。大幅に予算オーバーしたのでそこそこ多いかと思っていたけれど多すぎた。直近で断った結婚式を数えてそれに比べたら全然安いなと納得?しつつもうちょい家計を考えるべきだなとかも一瞬だけ思った。

 

家にいたらへろへろで何も出来なそうだったのでとりあえずドトールに来てこの日記を書いた。

次の文フリまでに僕もZINEとかつくって出店しようかな。

 

今日の僕的
青葉市子 - 機械仕掛乃宇宙(20131125) Shibuya WWW

www.youtube.com

 

20231028 高崎と前橋

2023/10/28(土)

 

寝れない夜で結局一睡もせずに始発電車に乗って上野へ。上野始発高崎行の電車に乗って7時前に高崎駅着。はじめての高崎、とりあえず喫茶店と思ったがどこも開いてなさそうで、駅のカフェですら8時開業だった。いきなり居場所がないぞ!になってとりあえず一服。交番とアパが重なる視界にクソだな〜とか思っていた。

目的地は前橋だったので前橋までどう行こうかで地図を眺めて、新前橋駅前橋駅の間に利根川が流れているのを発見。実家の近くにも利根川があったなでとりあえずみにいくことに。両毛線で3駅、新前橋駅で下車して北東へ。歩きはじめてすぐに雨がポツポツと降り出す。家を出る時にみた天気予報によって折り畳み傘をリュックから出してしまったのに雨。ちょっと早歩きをするが、利根川に架かる群馬大橋に着いた時にはちゃんと雨になっていて、木の下で雨宿り。木の下、全然濡れないのはいいが短パンとかいうミスった服装で40分くらい雨宿りしていたらめちゃくちゃ寒かった。あと懐かしかったドクダミの香り。地図的には最寄りのコンビニまで1kmだし、タクシーも1台も通らなくて、ああ知らない土地に来たんだなとなった。雨が若干弱まった瞬間にコンビニまで走り出したが、コンビニに着いた時には雨は止んでいた。なんだったんだ、寒かっただ。

とりあえずモーニングしたいなと再び歩きはじめて、そういえばで元セフレに連絡をする。いまは宇都宮に住んでいる気がしていたけれど、勘違いだっけで連絡したら案の定、前橋に住んでいるらしくて「寄っていきなよ」と返信が来たので家に向かう。こないだぶりといって、「寝てないんでしょ?寒かったでしょ?」でベッドを貸してくれて小休憩。ベランダかりて一服してたら、僕をみて「ヤンキーじゃん、てか横からみるとぷくぷくになったね」言われて、はよ痩せなきゃだった。

 

またねをしてアーツ前橋へ向かう。目的だった「アーツ前橋開館10周年記念展 「ニューホライズン 歴史から未来へ」」を観る。

www.artsmaebashi.jp

展示の中で一番好きだったのは川内理香子『on the couch』だった。(てか、WAITING ROOMじゃん)

rikakokawauchi.com

 

昼飯は海鮮丼的なやつを食う。上品な店内はちと居心地がだったが美味かった。最後に鯛出汁をかけてくれたんだけれども、やっぱり1人前は量が多くていつも苦しい。

マームとジプシーの『瞬く瞼のあいだに漂う』を観る。ゼロ睡眠と背もたれのある椅子に吸い込まれて半分くらい寝てしまった。感想を書き留めたノートは秘密にしておく。

mum-gypsy.com

 

高崎の個人本屋REBEL BOOKSに行きたかったのでGooglemapsを開くと、高崎行の電車間隔が30分で、いま走り出せば間に合うやつがある!だったので走った。日頃の運動不足、寝不足、飲酒済みとかいう状態で15分くらい走った。間に合ったうえに電車は遅延していて、疲れ切った僕はなんだったのだだ。

 

高崎に着いてREBEL BOOKSへ向かう。9時間前の高崎は人もほとんどおらず店も開いてないだったのにめちゃくちゃ人がいた。イキった中高生がたむろしていて、内心で「い大宮みたいだ。ダサいな。」と思ってしまって、むむむだった。中高生にもいろいろあるだろうに。

REBEL BOOKSを知ったきっかけはこのツイート。

小さな店内だけれども、ちゃんと選書意図が感じられる本棚であっという間に1時間くらい経っていた。

ーー購入した本&ZINE

『ポケット製本図鑑』
『我々は人間なのか?』
『本のある空間採集』
『いまを生きる』
『差別はたいてい悪意のない人がする』
『「障害」ある人の「きょうだい」としての私』
アイヌ学入門』
『1999年の中東』
『FINLAND, ESTONIA and RUSSIA』
『クソみたいな世界を生き抜くためのパンク的読書』
『クソみたいな世界を抗うためのパンク的読書』

 

帰りの電車ははちゃめちゃに疲れていたので初めてのグリーン車NewDaysで買ったモヒートと茶割を飲んで、46時間ぶりくらいに睡眠した。

 

今日の僕的
ぎがもえか「破る」(先週新しいアルバムが出てハッピー)

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週末:231006~231009

20231006(金)

今週リリース予定のプロジェクトが遅延していて来週になったので暇だったはずの今日は相変わらず忙しい。自分が責任者みたいなプロジェクトしかやったことなくて、サポートみたいな感じでのプロジェクトの入り方が分らない。そもそもプロマネ不在の開発案件の事業側とか普通に見るに耐えねえな状況なんだが、別に頑張りたいわけでもないし、コミュニケーションフローもクソもないから口出すのも違うかなみたいになっていてぬんぬん。しかも同じようなのが3つくらい渋滞している。まあそんな労働状態なので忙しいがしらんがちゃんと?定時前に退勤して下北沢。

 

 

下北沢・駅前劇場でかわいいコンビニ店員飯田さんによる舞台『悼むば尊し』を観る。

 

【あらすじ】

昔の友達が亡くなった。自殺だったらしい。
心身のバランスを崩した彼の母親から、遺品整理を任された同級生たちは、かつて毎日のようにたむろしていた部屋にふたたび集まってくる。それぞれの思惑と清算したい過去を抱えて。

過去と現在。消せない過去と癒えない傷。隠す人と暴く人。みんなに秘密にしていたこと。

よみがえる「あの頃」の空気が大人になった自分たちに襲いかかるなか、彼の自殺の真相が浮かび上がる——

(公式サイトより)

 

2時間超えでケツ痛に耐えるのに必死だった。小さい頃から硬い椅子に同じ姿勢で固定されるのが無理だったのに未だに無理だなだった。別に固くなくてもで映画館も結構つらい。動いてはいけない状態でどうすりゃいいねんで、もう地面であぐらさせてくれで。

場面のはじまりが閉鎖空間での吃音を理由としたイジメや根性焼き、暴言とかでまじで怖くて、フィクションであってもあからさまな悪意を目の前にされることの耐えられなさがあった。いじめっ子が自殺して、数年後にいじめっ子仲間もいじめられっ子たちもがいじめっ子の荷物整理のためにその閉鎖空間に集合して、みたいな話で、悪意と善意は同居するし、それらのプラスマイナスで結果プラ/マイとかではなくて、あくまで悪意も善意も同居してるやんって感じの話で救いもないし救われないのが悪意じゃんで。まあ悪意が発生するのは他者関係であったり生育環境であったりで、まじ諸悪の根源どっから来てるねんで、悪い意味とかではなくて僕は何を観ているんだろうなだった。

あとあれだ、笑えねえだろなシーンで会場から聞こえる笑い声、まじかでああここはリアルな場かで怖くなっちゃうのは舞台とか映画館とかのちょっと距離ができちゃうところ。

 

観劇後に新宿へ飛んでマヴfrom福岡(K)と落ち合っていつものバーへ。福岡で労働しているのにKとは月1以上で会っている。Kの転職活動についてうんぬんかんぬん。僕も転職したいし、そもそも新卒の時は転職エージェントにいたのでどうにかなんか知識提供できればよかったんだが、僕はシステム設計とかの大元?だったので転職自体のノウハウとかは皆無なので無力!

ほんとうはアカデミアに戻りたい、金にならなくてもドキュメントを撮って残していきたいみたいな、薄っすらとは知っていたが改めて聞くとそう考えていたんだねという話を聞く。僕もそれに被せて人生どうしようかなを吐露して、なんか不思議な夜だった。僕も労働ではない場所でいいんだけれどもリサーチしたいこととか書き残したいことあるんだったなで。

終電でバイバイして僕は徒歩で帰宅。

 

20231007(土)

早く起きてるんるん三鷹に向かう。武蔵野の空気は少し甘くて相変わらず好き。新卒時代のマヴTと待ち合わせてモーニング。サンドイッチも珈琲もあんまり美味しくなかったけれど、久しぶりのTとの時間で幸せだった。博士論文の進捗とか、研究会で行った海外の話、妻さんとの関係などを聞く。マヴYのキュレーションする展示で次は会おうでバイバイ。

啓文堂書店金原ひとみ『ハジケテマザレ』を購入。来月の安藤ホセ×金原ひとみ対談イベントのための課題図書みたいな感じ。

51番のバスに乗って国際基督教大学へ。久しぶりのICUでそわそわしながらバスに揺られる。車窓から街を観ても変わらないな・変わったなが分からなくてそういや大学行くのにバス乗ったのは数回でそりゃそもそも見覚えのない風景だったなで。大学に近づいてやっと見知った景色。僕の大学生活を支えてくれた100円ローソンは今も健在だった。

校門には明日・明後日が学祭と書いてあるのにそんな雰囲気を全然感じさせない構内。前回ゲットできなかった卒業生用の図書館入館カードをゲットして、大学生当時の居場所だった図書館地下1階に向かう。昔は薄暗かった気がしていたが電気がガンガンについていてちょっとちゃうねんとか思いながら、本棚と本棚の間にあぐらかいて積み上げた本を読んでいた。リサーチしたいトピックについての雑誌・書籍の必要なところをコピー。高校生の頃に赤本をコピーしまくってから、縮小コピーもコピー機に本を置くのもマジでプロってるって思っている。大学時代にコピーした文献の山が処分できずにいる。

喫煙所に向かうために芝生をズンズン進んでいてマヴSに遭遇。一緒にいたKさんにお久しぶりですして、Suさんとはじめましてクッキーをもらった。Aさんが向こうから来るのを発見してみんなで軽く挨拶。席を取りに行くために僕は離脱。久しぶりの国際会議場。

 

〈強制的(異)性愛に抗う:Aセクシュアルの視点から〉に参加

 

 

以下、メモ的にしたTweetをそのまま

 

ーーーTweet転機はじまりーーー

 

久しぶりの出身校の空気とまじか登壇者豪華じゃんな気分で参加しはじめて6時間ずっと刺激的だった。

まず、明確なグランドルールとすべての登壇者から”あたりまえ”にtrigger warningされる安心空間であること”ちゃんと”いいね。

 

怒涛タイムでのメモだったから、僕の理解不足とかミスとかあるかもだけど~

 

三宅大二郎さん〈Aセクシュアル・コミュニティとAセクシュアルの経験〉:アセクシュアルの定義からはじまり、日本での調査報告、GuptaやPrzybyloから強制的性愛規範から生じるアセクシュアルの困難の説明を丁寧にしてくれていて、第1発表として丁寧な導入になっていて僕的助かり。イメージの固定化を防ぐためのコミュニティによる戦略やAro/Aceの人生は困難だけの人生ではなく困難以外にも、自認過程や様々なライフスタイル、関係性構築などが”あたりまえ”にあることも大切な視点だなと。

 

コメント中村健さん:コミュニティ参画を通して見えてきた当事者たちの話題の変化についてが興味深かった。家族や恋愛とは違う形でサポートをする/される関係性の模索がなされている傾向にある点について、個人的には障害や階級の観点が発生した場合に個人はどうやっていけるのだろうか、社会が担保すべきことは何かを誰かと考えられたらいいなと思ってしまった。あと、コミュニティへのアクセスが難しかったり、コミュニティ参加が苦手な人々の代替手段とかはどう実現可能だろうかとかも。

 

松浦優さん〈エース・スタディーズ?ーーAセクシュアルの視点から社会を見る〉:強制的性愛の議論に対して”対人性愛中心主義”や”多重見当識”といった視点を持ち出すことや、アセクシュアルの中でもジェンダーによって経験する困難や諸規範による困難を提示していて、議論がセットされる以前に取り零さられるものたちへの視座があることが心強かった。例えば性愛についての議論では異/同/両性愛者にとっては回答可能な問いとしてスタートするが、アセクシュアルトランスジェンダーなどはそもそもが捨象されている的な。結びとしての「連帯に向けて」ではフェミニズムクィアの中の差別ついても言及していて、社会や規範を批判する時に自分はどこに立ち、どれだけを射程にしていてそれと同時にできていなくてを思考するだろうなと思わされる発表だった。(むずな部分もあったので学ばなければ・・・)

 

コメント・藤高和輝さん:理論とは何なのか、何が理論と呼ばれるべきなのかという問いからはじまり、ベル・フックスを引用したりしながら理論のそれ自体の可能性と理論を織る実践的手法の可能性の広さについて述べられていて、すごくぞくぞくした。藤高さんのスピーチ自体がめっちゃクールであの場の多くの人が理論ー実践を繋ぐそれぞれの行為を称揚されたような気分になったのではないだろうか。Chenの”セクシュアリティ”という語や定義自体への問いかけは僕も引き受けてみたいし、世界を異化しよういえいだ。

 

長島史織さん〈Aセクシュアリティと障害ーー相互否定を超えて〉:DSMの改定で”性障害”の概念がどう変化し、その歴史の中でのアセクシュアルコミュニティの活動やジェンダーによる差異、未だに残る課題についての発表。個人的にDSMは特定の疾患部分しか読んだことがなかったので、DSMの罪的側面を知らずにいたのでジェンダーセクシュアリティについての議論の中での精神医学を何をして何をしてこなったかという視点を得ることができた。

 

コメント・高井ゆと里さん:4つの論点①セクシュアリティの外縁を拡張すること②医療的ニーズが尊重される医療という可能性を提示することによる医療への批判③アイデンティファイされたラベルの定義以上にそこには差異や個人史がること(僕の理解が曖昧・・・)④言説や権威、エスタブリッシュメントによる病理化へのカウンターとしての健常性主張という問題

Sprit Attraction Model。個人的には規範に対しては真っ当に反対すればいい、制度や規範以上にすでにそこにいる個人の意思/主張が尊重されればいい、主張でもカウンターでも同じ側の誰かを捨象する可能性を考えろという”あたりまえにそうあるべきじゃね”を改めて刻まれた気分。そうだよねだった。

 

佐川魅恵さん〈(シスヘテロ)セクシズムの中のAセクシュアリティとノンバイナリー〉:Halberstamの”Queer time”からはじまり〈まっすぐ(ストレート)〉な時間、クロノノーマティヴィティー批判として3人の当事者への聞き取りの発表。僕的に”時間”の概念をあまり思考したことがなかったので、アセクシュアルやノンバイナリーが社会が規範とする時間(ライフイベント)とどう乖離し、時にそれに追いつく努力をしなくてはいけなかったり、独自の時間体型をつくらなければいけないということに言われてみればそうだよな・・・だった。更年期に伴う身体変化が理想状態に近づくことだったいう当事者の声や、アセクシュアルとして自分にあった性愛の在り方やトラウマからの回復、嫌悪性を介さずに他者とつながるということなど個人の語りだからこそ表出するそれらはそれこそ「まっすぐからはずれることは苦痛を伴うが、常に対抗的な新しい時間や空間を生成する可能性を秘めている」だなと思った。時間規範についてシスとして考えることはノンバイナリーな人のそれとはまた異なることだけど、自分はそれをしたことがなかったので考えてみたい。

 

葛原千景さん:(僕の集中力が・・・)。中心ではない語りの重要性とそれらがより多くあるべき。社会の規範はすでに個人をジェンダー化しセクシュアル化するが、そんな世界でトランスやノンバイナリー、Aceのスペクトラムにいる人どう生き延びることができるのかという問い。生殖と性愛が前提として中心としてセットされたどう生き延びられるかも、逃げることが可能なのかも。Detransについては全然知らないのでまずは知識からだ。

 

ざっと書いてみたけど、追いきれてない部分がたくさんだなと改めて。この場での議論そのものもだし、自身や自身の関心領域に引き付けた時に発生する問いがたくさんあったのでちょっとずつ頑張っていこう。あと、Gupta”Compulsory Sexuality:Evaluating an Emerging Concept”とPrzybylo”Introducing Asexuality, Unthinking Sex”読んでおけばよかったなだなあ。日本語文献も積読ばっかだし。

 

ーーーTweet転機おわりーーー

 

Suさんにノートテイキングが綺麗と言われた。Sが羽生さんからサインもらいてくてとサインペンを探していてすかさず差し出すサインペン。僕のリュックにはいろいろはいっている。

最高の6時間(長い)もあっという間で、知り合いと挨拶タイム。TwitterフレンドYがDMくれて会場でリアルはじめまして。人見知りなのにテンションあがっていたのでその場に居たSとSuさんをYに紹介してあれよあれよと4人で読書会をしようとなる。LINE交換とか久しぶりすぎてやり方に戸惑う。

友人のDさんに飯に誘われる。KさんとMさんとははじめましてで4人でバス・電車で東京駅で飯。僕は焼き鯖定食。飯を綺麗に食うな僕はと自分で関心していた。僕以外、助教・博士課程・博士課程なメンバーだったので、研究状況とか研究会事情、現代思想への寄稿ってどうなってるんとか、普段僕が接しない世界の話でなるほどふむふむ。

そういやYさん、はじめましてなのにすげえいい感じのコミュニケーションスタイルでひとりになってから思い出してふむふむなるほど僕もあんな感じになってみたいかもなだった。

 

学生時代からシンポジウム・研究発表会・デモとかの場にちょくちょく顔だしていて、そこの場で開かれるテーマ自体はもちろんだけれども、どこにでも誰かしら知り合いいるからそういうのに救われているなと思う。

日頃から幸せとかあんまり分らないなで生きてしまっているが今日はちゃんと幸せだな僕って思える1日だった。

 

20231008(日)

ドトールでBモしながら昨日のシンポジウムの復習。その後、落合駅から東西線神楽坂駅。徒歩でWAITING ROOMに向かい、高田冬彦さん〈Cut Pieces〉を観る。『The Butterfly Dream』めちゃ好き。冬ちゃんと久しぶりの挨拶して30分くらい滞在。また遊ぼう〜って誘いたかったけれどなんかひよってしまった。遊びくらいまともに誘えるようになりたい。

 

東西線だし都現美の〈あ、共感とかじゃなくて。〉観に行こうかと思っていたがなんか疲労感で諦め。Web観たけどそんな惹かれなかったのもあった。てか遠い。

予定変更で新宿3丁目に降り立ち、紀伊国屋。昨日のシンポ関連の書籍多めに購入。

 

ーー買った本
『問題=物質となる身体』
フェミニスト現象学入門』
フェミニスト現象学
『〈トラブル〉としてのフェミニズム 「取り乱させない抑圧」に抗して』
『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ 性と身体をめぐるクィアな対話』
『リサーチのはじめかた』
『フィールド・レコーディング入門ーー響きのなかで世界と出会う』
『学ぶことは、とびこえること』
『階級とは何か』

 

帰宅。

昨日の登壇者、松浦さんの論考を読む。めちゃくちゃよい。論文読むのとか日課にしていきたい。誰か一緒に読んでくりゃ〜

 

20231009(月)

朝起きて雨で寒いし怠いなグダグダしてたいなだったけれど一応新宿の映画状況をチェック。『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇』が来週くらいまでらしくてはよ行かなきゃ終わっちゃうで10:15〜の回を予約。シャワー浴びて新宿へ。

5月に観た『ファッションフリークショー』の裏側ドキュメンタリー。

あのステージの裏側あんなだったのかで、席からは観えなかった衣装のディテールとか熱量とか、ダンサーたちの苦労と喜びの姿とかよかったな。

ゴルチエはAIDSでパートナーを亡くしていて、それについてのフィーチャーもあって、舞台上で映像として登場していたあの人はHIV/AIDSアクティビストだったのかもあって、なるほどなるほど。

 

スーパーで食材買って帰宅。久しぶりの作り置き。

・ピーマンと筍炒め:ピーマンを筍と同じ細さに切って適当に炒めて、酒・塩・胡椒以上。

・なすの醤油煮:稲田俊輔レシピでつくってみたが、慣れもあるのかいつもの僕レシピの方が好み。

・ダルカレー:印度カリー子レシピで挑戦。まじうまびっくり。赤レンズ豆を100g・トマト100g・玉ねぎ1/4個とあとはスパイスだけ。赤レンズ豆は1kg250円で買ったやつがあったし、最近はスーパーで1個250円するトマトも冷凍があったし、玉ねぎなんて冷凍庫にたくさんあるねんだったので、めちゃくちゃ安上がりかついつでもある食材で最高。

 

冒頭に書いたとおり最近の労働状況がくそなので、普通に憂鬱になる連休最終日だった。はよ労働者やめて無職期間に突入しなければ。

 

って感じの3連休+前夜だった。

 

今日の僕的!

MONO NO AWARE/轟々雷音

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