昨日(23日)は高校時代の短期渡米プログラムの同期の結婚パーティーに参加。どんどんスーツがきつくなって急遽シャツインしなくてもいけそうなシャツに変更。スーツつくって2年、作った頃はいまより10kgくらい痩せていたはずなのでそりゃそうだ。
10年以上ぶりに会う友人も居てそこそこに会話。各県から1名ずつくらいの選抜で1ヶ月のアメリカ生活をしていた当時ははちゃめちゃに仲良しだったけれどみんなそれぞれの人生をしていて10年とか数年とかを埋め合わせるには少しぎこちなかったかもしれない。
バンド演奏の時にグッドヴァイヴスで踊りまくって疲れたのと、会場のノリが激しめだったので2次会に行かずに帰宅。帰宅即追酒。
今日は3:30頃に起床。というか起きてしまった。昨日は日付回った記憶があるのでたぶん3時間睡眠くらいでほんとうはもっと寝なきゃなのに寝つけなくて、マッコリ飲んで、家事したりゴロゴロしながらNetflix。
シャワー浴びてとりあえずでドトールでBモーニングしながら今日は何をしようかなを考えて、埼玉県立美術館で今日までの展示に行きたいなと思ったけれど、乗り換えだるいなとか思っていたらなんか吉祥寺にいた。大学時代を過ごした三鷹エリアはたまに帰りたい場所。
百年の開店までドトール行くかと思ったけれどその前にユザワヤいこかでユザワヤ。と思いながらホームにおりたら想像以上に人が多くて、うってなっちゃう。うってなっていたらなんかあたふたしちゃってユザワヤに辿り着くのにぎこちなくなってしまった。しかもユザワヤに入って布を物色するも、僕がつくりたい服ってどんなだ?ってなって、うわあつくりたいものがわからねえでどんどん気持ちが落ち込んでいく。大学時代はあんなに楽しかった街の楽しかったユザワヤだから余計にくる。
はやく去ろうと思ってエレベーターに向かったら屋上に出られるらしいことに気付く。狭いけれど確かに屋上で芝生といくつかの椅子とテーブル。地上では涼しいくらいに秋の気配だったのに数十メートル太陽に近づいただけで焼けるようでびっくりした。いい空気と肌は仲良しだったけれど、薄い綿の入った黒のジャンパーは太陽とばっちばちで汗かいてくる。
屋上からみえる武蔵野はわりかし屋根が低くて、西には山がみえて、目線を下げない限り人が見えない景色だった。最近のローなお気持ち(ここ数ヶ月が顕著だがそもそもベースがそんな調子よくないなここ数年?)と安心できると思ってきた吉祥寺に気持ちがピンボケしているのと、睡眠不足ととかでなんか分からないがめっちゃ涙が出てきちゃって今日1回目の涙タイム(ネガ)。疲れちゃったのかな〜とか思いつつしばしテーブルに突っ伏して太陽にアツアツにされた。
なんか無理じゃんでユザワヤもドトールも百年ももういいやで電車に乗る。何しに来たんだ吉祥寺だったけれど、屋上の気持ちよさに気づけたのは救いだった。
帰りの電車は、というか吉祥寺もだけれども、みんな誰かといるんだなだった。電車の中ではちびっこたちが親たちに愛されていた。そういえば昨日の結婚パーティーも参加者みんな人が大好きで人生の目的に明確な他者がいてみたいな空気で満たされていて、人生の目的を他者にすることとか他者と一緒にそれに向かうみたいなことは自分にはないだろうなと思うと、じゃあ自分なりの方法とかやり方をかとなって、うーんちょっとこのテンションで考えるにはハードじゃんになったので目を瞑って過ごした。
さっきまでいた東中野にとんぼがえり。帰宅してふう〜ってしたら割りと気持ちが落ち着いて、家が落ち着ける場所でよかったなと思う。ちょっと横になりつつ茶割を飲む。ダイエットと思いつつ、今日くらいはを更新してカレーを注文。ダメな自分をどうやったらましにできるかを考えようとするけれどうまくいかなくて本棚を眺める。選択肢は1500!くらいの中から手にとったのが『ユートピアとしての本屋』関口竜平という、本屋lighthouseの店主関口さんが書いた、なんで本屋やっててどういう本屋をめざしているか的な本。家でちゃんと本読むの久しぶりだなとか思いはじめて2ページ目からなんか泣いてた。首90度で本を読みながら涙したのでメガネのレンズに水たまり。本が読めないじゃんで、メガネ綺麗にして姿勢を正す。反差別をうたい、セーファースペースになることを目指している本屋、lighthouse。lighthouseについて書くための言葉にぼんやりいただていた不安?たちが包まれていく感覚だった。
lighthouseはずっと行ってみたいと思っていたけれど、幕張という距離にあぐらをかき続けていた。吉祥寺でのダウナーからまじか、いまか、なタイミングで読みはじめられたことにそわそわして気付いたら電車に乗っていた。西の次は東で総武線で幕張まで揺られる。電車内でも読書を続け、いま読んでいるこの本の中に向かって運ばれているのはなんとも言えない感じだった。元気があっても躊躇する移動をこういう時にできちゃうのは元気とは別の必要にかられて的な感じか。
東に行くにつれてぜんぜん知らない風景。鉄橋で川を超えるのなんていつぶりだろう。というか都内から出るのがいつぶりだろう。1時間以上電車に乗ることなんてまずない。はじめての幕張駅は地元よりもちょっと静かくらいの雰囲気で、幕張メッセ!渋幕!くらいしか幕張のイメージがなかったのでちょっと拍子抜け。ホームにおりてマスクをずらして呼吸をするとほのかに空気が甘く感じられた。
折角なら海みたかったけれど駅前にタクシーがいなかった。lighthouseまで数分徒歩。棚の隅から隅までじっくりとみる。持ってる本がたくさんあって、持ってないけれど気になる本もあって、その他の知らなかった本もどれも欲しいじゃんなラインナップ。
最近は本をちゃんと読めていなかったけれど、ダウナーでやゔぁいかもなだった数時間前に危機回避できたのは僕の本棚で、『ユートピアとしての本屋』で、過去の自分グッジョブで、だから僕は僕の本棚をこれからも作り続けていきたいし、思想に共感する本屋には少しでも多く買いたいなで、書籍とZINEをあわせて19冊購入した。
昨日の祝儀のためにATMピン札チャレンジをしていたのでポケットには万札が数枚あったのでマイポリシーにしたがって現金精算。お釣りの小銭は「こども読書ちょきん」へ。どうやら18歳未満が書籍購入する時に使えるらしくて、どんどんつかってくれ若者よ〜な気分。
これって思い出なやつじゃんで自販機でドクペを決めつつ初めての幕張にバイバイ。
帰宅したらへろへろだったけれど、いけてよかった幕張、本屋lighthouse。
本屋lighthouseありがとうだし、積読ばっかなのに本棚を作り続けたいままでの自分もナイスだった。てか最近はなににも興味がわかないしまじダウナーでいろいろダメなんだけれど、僕には本棚があると再認識できたのはデカかった。
思い返せば昔からめちゃくちゃに大好きみたいなことがなかった気がする。好きなバンドのライヴに行けるようになったのは労働をはじめてからだったし、花とか本とかに金はかけても誰かとそれについて多くを話すわけでもないし、多くの人との会話には窮するし、特別にこれが好きとかもなくて、そういうのがあればもうちょいまとも?にヘルシーパーソンできるかもとか思っちゃうけれど、本棚があったおかげで今日が乗り切れた。
最近は友人たちに本を貸し出すだけだった僕の本棚だけれども、ちゃんと社会に戻っていくためにもいまこそ本棚と向き合っていこうと思えた。僕の本棚は僕を救ってくれることもあるし、きっと友人たちを救ってくれてもいるだろうし、そうであってほしいと願っている。
長生きしたいとも思えないし、健康もある意味で無理で、溺れられるほどに好きなコトもモノもヒトも難しいけれど、それでもちょっとでもbetterをだ。
てか本棚がそうであるならば、その他に部屋を占める画材とかミシンとかその他創作のための素材とかがたぶん僕がやりたかったからまだ残っているものだからまたちょっとずつでも再開したいなだ。人生に目的とかないままでもいいから、ちゃんと楽しいとかこれがしたいとかができる状態には戻りたいなはやく。
そんな今日はダウナーもそっからの回復も経験して、もうちょっと生きようかなと思える日だったので記憶!だ!
〈今日本屋lighthouseで購入したもの〉
『一九八四年』ジョージ・オーウェル
└『ユートピアとしての本屋』でまっさきに出てきた書籍買うしか。
『臆病な詩人、街へ出る。』文月悠光
└目次に「恋愛音痴の受難」「恋人と別れたあの日から」とあって、そういや僕は別に恋愛にあんま興味持ったことないな(5年に1回くらい)で読んでみたくなった。変化じゃん?
『koro』榊原紘
└黒瀬珂瀾と水原紫苑が帯文は信頼◎。(帰宅して気づいた『悪友』の人かでむむむ)
『incomplete album』展翅零
└点滅社で気になった詩集だで即決。
『つくづく別冊 特集=友だちと互助会』
└「ほしかったのは友だち? それとも互助会?」のラインにぐぐぐ。
『アヒル命名会議』イ・ラン
└イ・ランはMust buyてか絶大な信頼。
『「よく見る人」と「よく聴く人」共生のためのコミュニケーション手法』広瀬浩二郎・相良啓子
└いまいっちゃん欲しかった新刊。
『「社会」を扱う新たなモードー「障害の社会モデル」の使い方』飯野由里子・星加良司・西倉実希
└星加先生なら買わなくちゃだし、普段僕が発話する「社会モデル」の用法が適切かを確かめたいと思った
『無意識のバイアスを克服する』ジェシカ・ノーデル、高橋璃子訳
└いまの僕には知が必要。
『切り取れ、あの祈る手をー〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話』佐々木中
└装丁買い。
『災禍の神話学ー地震、戦争、疫病が物語になるとき』沖田瑞穂
└神話学と疫病はジャンル買い。
『家族、捨ててもいいですか?』小林エリコ
└自分と境遇は違いそうだけれど、家族という他者との距離感を他者がどうしているのか気になった。僕も距離をとりたい。てか家族ってなんやねん。
『川と人類の文明史』ローレンス・C・スミス、藤崎百合訳
└さっき川越えたな、実家の直ぐ側には利根川があったな、中央線に鴨川があったらなで川って以外と気になるかもで購入。
『灯台より(1、2、3、4、5、特別号)』
└好きな書き手が詰まっているんだもん
今日の僕的は!
Troye Sivan - Got Me Started