角部屋日記

あったりなかったりすること

マヴたちと部屋

最近めちゃあつい。

数日前には曇続きな天気予報だった気がするけれど、割と太陽でてるくらいなここ数日。北側の部屋の窓と南側の部屋の窓、両方をあけるとびっくりするくらいに部屋に風の通り道ができる。絵を描く用に壁にはっているマスキングのビニールが風にまかれてパタパタと音をたてるので余計に風が際立つ。風だ風だとなってひとり愉快になる。愉快マインドままに外を歩くのでずっと鼻歌をふんふんしちゃうくらいな愉快度である。輪にかけて愉快になってしまうんだけれどもクチナシがそこいらに咲いている。

大好きな花、クチナシ

 

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6月5日

大学のパイセンが泊まりに来た。赤いメッシュのアンダーウェアが可愛かった。僕もほしいなと思ったけれど、おそろは迷惑か?とか思って、販売元を聞かなかった。

10日前のことだけど何を話したかよく憶えていない。そもそもそんな多くを話しはしなかったかもしれない。

 

6月6日

モザンビークからマヴが一時帰国。18時過ぎに新宿アルタ前で合流して即ハグ。大好きである。新宿、香港屋台 九龍でビールを乾杯。お土産は珈琲豆と煙草。海外からのお土産でもらいがちなのは煙草と石。煙草はねだらずともなんかよくもらう。石はお土産何がいいと聞かれたら道端の石とこたえるので希望のやつ。みんながくれたどこかにあった石を窓辺に並べている。

飯と酒を大量に摂取しつつ、それ以上の多量の会話をお互いの腹に注ぎ込んだ。良くも悪くも共通っぽい難しいねなことが多いのだが、あけっぴろげにでけえ声で話すもんだから、隣の同僚です!みたいな集団の話題も僕らに引っ張られていることがわかった。同僚とセックスの話とかしてたのしいのだろうかだった。

飲み終わったら散歩が常なのでふらふらする。いろいろふらふらして最終的にたこ焼きと酒を買い、花園神社。いつまでもこんな感じをやっていたがマヴはモザンビークに帰国するし、任期が終わってもたぶん日本には住まないだろうからまじで年に数時間になっていくんだろうなを噛みしめる。

 

6月7日

買った本がダブることがそこそこある。そもそも自分用に2冊買うこともあれば、誰かにあげたいかもで2冊買うこともある。まじで買ったことを失念していて2冊買ってしまうこともある。後者が発覚することが最近多く、その度に部屋を訪れた人にダブりを譲っている。そんな感じで本をあげるよの約束をしていたマヴによる訪問。

目的の本以外にもダブりが何冊か発掘されたのでついでに渡す。「飯食った?」「食べてない」で、何かつくろうかと思ったがナスくらいしかなく、(マヴはナスが食えない)街へ出る。

やんややんやしながら行きつけのネパール料理屋。友人を連れて行きすぎて誰と行ったのかが定かではなかったが、マヴいわく2回目とのことだった。僕はいつも通り、ラムとダールの2種盛り。どのメニューも食べたことある?と聞かれ、3種類しか食ったことないのに気づく。そういえば、カレー、基本的にマトン・ポーク・ダール・野菜系しか食わない。チキンやエビなどぜんぜん好きではないなだった。

翌日に予定していた読書会の案内を出していないので案内を出すことや、そもそも読書会の該当箇所を読むのなどを見守ってもらった。夜はいつも長い。

 

6月8日

午後から読書会の予定であったので、下北沢B&Bで行われる「NOISY ZINE & BOOK」イベントには会場時刻に行って、すぐ帰ってこようだったのだけれども、起床したら会場時刻前くらいで一気に行くのがだるくなったが、いやいやいやでマジで寝巻きそのまま歯だけ磨いてダッシュした。

知人が何人もいて、挨拶したり目当てのZINEを購入したりで30分。

せっかくだからでカレー屋地球の惑星を目指すも長蛇の列。毎回こんな感じで数年食えていない。ポテサラが食いたかった。

マヴが3人集合し読書会。元々みんな知り合い!みたいな集まりはよくやっているが、知らない同士の僕マヴが集うのはドキドキだった。だったけれど全然みんなゆるゆるやっていて杞憂であった。

現代思想『〈友情〉の現在』を読む。たとえ数ページの論考であっても話は尽きない。

読書会あるあるの脱線では、今度こんな集いをしようを実現可能性度返しでどんどんあげていく。どれも最高に愉快そうなのでそんな感じで永遠に集いを繰り返していきたい。

 

終了後解散して一眠り。活動的な日中だったので休養が必要だった。

マヴから連絡が来て、21時頃訪問がある。ここでもマヴとマヴのこんにちは。お互いSNSで知っていたり共通の知人がいたこともあって、すんなりであった。

自分用の夕飯として作った適当料理、マヴとマヴも食うと言うので3人で食卓。まじでメイン1品にレンチンご飯というシンプルを3人で(うち2人はさっきあったばかり。ていうかそもそも僕自身も、マヴは出会って1ヶ月ちょいくらいだし、もうひとりのマヴも4度目くらい。それでもマヴはマヴである。)

毎日食っているような、ナスとトマトベースの煮込み料理。僕にとってはなんでもない料理でもマヴたちはびっくりするくらいいいリアクションで食ってくれる。そんなになってくれるならちゃんといろいろ準備して料理したかった気持ちもあるが、あれでよいのであるなとも思える場面だった。今度はちゃんと準備した料理も食ってもらいたい。他者が本当のところどう思っているかは知らんけれど、僕は僕の料理の味が好きだから、他者にとってもどちらかといえばくらいで好き寄りだったら嬉しいし、一緒に飯くえたらいいなである。

 

そういや、マヴにマヴとして日記に登場するの嬉しいと言われた。マヴである。

 

6月9日

マヴとバイバイした後の記憶が全然ない。何してたんだろうこの日は。

なんか、そういや感情の起伏みたいなのがとても凪であるここ数年間。もうちょいちゃんと台風みたいな感じでやっていきたいなである。できるだけ記録しておきたい。

 

なんか数日前のことでも頑張っても詳細は思い出せない。けれど、マヴたちといる時間はたしかに幸福だった。ひとりでいる時間がそうではない、ということではもちろんない。てかそもそも幸福とかがあまりピンとこないたちなので、こうして幸福とここに記せているだけで、自分で自分になるほどなではある。

いままでもこれからも基本的にひとりでいきていくをベースにしているので、いわゆる"一般的なライフコース"からはそこそこ距離があるので、人間関係も近づいたり離れたりが結構あったなを思う20代のそれ。

 

てか、部屋について考えたり話しをしたりしていた週末だった。

僕は僕の部屋が好きである。好きでいられる部屋でよかった。安心して眠りにつける空間、マヴたちと集うことのできる空間、誰と何をしていようが監視されない空間である。一方で、労働を再開したり、くそなニュースばかりの社会を思ったりすると、空間があることと同時に、安心や愉快さを享受できる時間があることも大切だよなと改めてになる。後者は僕だけじゃどうにかできないかもしれないけれど、前者:空間だけは、僕やマヴにとって安心や愉快の場であれるように頑張っていきたい。それこそ、ピンと来ていない幸福のそれに手を伸ばすようなことなのかもしれないなである。

 

6月10日

新しい職場で再開したパイセンがセッティングしてくれた飲み会で労働者歴的には後輩にあたる人ら2人と僕をあわせて4人で歓迎会?をしてもらった。丸の内のスペインバルって時点で労働者に戻ってしまったなとなり、なんとも言えない気分だったが、まあ人間としては素敵な人だったので素直に愉快だったなということにした。

僕がつくってるやつの方がうまいなもあったが、壺に入ったスープパエリア的なやつ、うさぎ肉いりは美味かった。ロブスターの殻を食っていたら店員さんにそれは食わないやつです的なことを言われた。

話の流れ?で別にキスとかセックスとかに相手のジェンダーで線引きが発生しない的なことを言ったら、特にハレーションもなく、だいきらしいなとパイセンに言われた。その延長で社会はダルいよね〜みたいになれるパイセンはまじありがてえ存在。

 

6月11日

マヴにお呼ばれして三鷹へ。関西に行って帰ってしたらしくて、柿の葉寿司と551の肉まんと焼売を食す会だった。人生で2回の柿の葉寿司は2回ともそのマヴからだし、なんなら551はじめてだった。うまかった。ちゃんと蒸し器でやってくれてなるほどである。

とっかえひっかえな頻度で他者が自室を訪れてくれるせいか、僕が他者の玄関を跨ぐことはほとんどないなと思い至る。実際まじで2、3ヶ月に1度あるかないかぐらいである。そう思うと、僕の部屋はあまりにも相対化を経ていない結果であるなとも思う。もっとみんなにどんな部屋がよいかなを聞いてみたいなである。

てか、僕のお気にな酒缶がマヴ宅にもあったので内心ヨッシャ!であった。なんでヨッシャ!なのかはよくわからんがるんるん的なそれ。

 

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こうしてみると、マヴと酒を摂取しすぎたくらいな1週間だった。マヴたちによると直近のだだ下がり期間よりはマシな雰囲気らしいので多分よいことなのだけれども、7月半ばまでのカレンダーはこんな日々の連続なので、大丈夫かなでもある。

 

労働とのバランスは急務だけれども、入管法パレスチナなど直近の特にゲキヤバへのカウンターアクションとか、個人的に研究というかテキスト溜めていきたいこととか、絵とかもだけれども、ひとりでしゅくしゅくとやっていくもちゃんとやっていかないとである。人生だから。

 

あと10日ちょいで30歳だ。最近よく会うマヴたちは多分まだ25歳前後とかでマヴはマヴであるが、僕の方がちょい老いがはやい。元気に愉快をやっていくためにも、可能な限りのヘルシーさの第一弾として体重57kgくらいを30歳までの目指すぞにしていたが既に手遅れ感がある。まじでちゃんとしようである。

 

明日というか今日は3ヶ月ぶりマヴである。わくわくでありながら3ヶ月ぶりなのでちょいドキドキなのも正直なところである。

 

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物理空間としての部屋は順調であるが、概念空間としての部屋として部屋Discordとかやってみたらたのしいかったりするだろうか?友人同士がもしかしたらそこでエンカウントしてもいいし、部屋でなにするわくわく会議とかもしたいし、人生どうする会議もしたい。物理でいくと東京とかそれぞれの生活とかで制限があるし、なんかそういう感じで僕の生活も友人の生活も可能な程度でもちつもたれつ的なことできたら嬉しいかもしれない。こういうの、すぐ忘れちゃうから誰かいっしょに概念部屋をはじめてくれ〜である。よろぴこ!

 

 

今日の僕的

チャットモンチー 『「世界が終わる夜に」Music Video』

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