角部屋日記

あったりなかったりすること

2023/12/15、16 アートワークショップatBUGとお散歩

2023/12/15(金)

不思議な夢をみた。メモ帳には

盲目の人の先導役、一部分だけ砂漠というか砂、100年の時、阿佐ヶ谷姉妹のみほさん

と書いてある。17日にこの日記を書いているが、なんとなくイメージは思い出せるが、どんな夢だったか詳細が思い出せない。わりと希望があった夢だった気はしている。どうしてみほさんが登場したんだろうか。

 

ドトールで昨日の『神とエイズ』のメモを読み返し、メモを清書する。

マヴKとのLINEで「ちりあくた」という単語はじめて知った。小説全然読まなくて、小説をよく読む友人たちの持つ語彙が分らないことがある。

Netflixで『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り 』を観た。

 

19時までにBUGに到着。

《渡邊拓也「公共空間における呪文の唱え方講座」バグスクール:うごかしてみる!参加型プログラム》に参加。

https://bugschool2023-1215watanabe.peatix.com/

普段、ワークショップ的なものが苦手だったのだけれども、先日観た渡邊さんの作品が好きだったこと・渡邊さんの配偶者の方におすすめされたこと・WSの運営に友人Kが携わっていることが後押しになり参加。

詳細は別でまとめているんだけれども、自分で考えたテキストが読解不可能な状態で他者身体を通して発話される経験など、まじアイオープン!な感じで、めちゃくちゃ刺激的だった。

5年ぶりくらいに再会した新卒同期とは特に話すことがなかった。

 

夜、外気がぬるくて風もあっていい感じだった。気持ちがよくて、REINOのアルバム《RAKASTA》を聴きながら、ぐにゃぐにゃ踊りながら歩いていたらサイコーだった。

t.co

 

あと、大田ステファニー歓人さんのすばる授賞式のスピーチがバチかっこよかったマジ。

 

帰宅して茶割を飲みながらずっとワークショップの技法を再現したり、何が起こっていたのかを考えていたら26時くらいになっていて、就寝。

 

2023/12/16(土)

マヴAとお散歩する予定のために原宿駅で下車。代々木公園を歩きながら待ち合わせ連絡をしていたら、Shibuya Publishing & Booksellersにいると返事が来る。代々木公園待ち合わせの流れで僕が行きたいと行った本屋、僕的には代々木公園で待ち合わせた後に散歩の延長線のつもりだったが、A的には本屋待ち合わせと受け取ったらしく、たしかに日本語不足だったなで、軽く走りながら代々木公園を通りすぎて本屋で合流。去年とか週1くらいで会っていたが、ちょっと久しぶりだったマヴA。オレンジ色の髪の毛が綺麗だった。人が多い本屋はお互い苦手なのと、気になる本はすべて僕の本棚にすでにあるなで、すぐに出て散歩をスタート。

代々木公園をふたりで歩いてあれやこれやを話す。久しぶりの雰囲気にはならない久しぶりをしていた。

歩いていて、Aに「だいきが(見た目)好きそうな人がいるよ」と言われて、その方向を見る。たしかに僕の好きな感じの見た目の人がいた。が、ちょっとリアクションがうまくできなくて、自分でもちょっとびっくりした。というのも、僕は8年前くらいにAに告白をして振られているので、Aと色恋の話をしてこなかった。し、僕のクィアネスについてはラベリングをしてこなかったし、明言も隠しもしてこなかったので、ここでいう”好きな人”が(見た目では)男性であったことにたぶんびっくりしたからだと思う。びっくりしたというのは、ポジティヴで、Aは僕をモノセクシュアルとしてみていなかったっていうことで。

そもそも僕の親しい友人たちは僕が何をいうでもなく、僕があんまり恋愛に興味を持っていないこと、モノセクシュアルではないことを前提としてコミュニケーションをしてくれる。まあ前提として、僕が誰かを好きとか恋人が欲しいみたいな発話も素振りもしなかったりだし、大学のはじめてのパーティーで僕が男子学生とキスをしていても誰も何もネガティヴなリアクションをしていなかったからそれが当たり前で大学生活をスタートしていたからってのもある。(はじめて同性とキスした瞬間は友達に囲まれていて、あれ僕、同性とキスしている?って自分でもなっていのたで、あんまそういうの気にならないみたいだ自分!って話で友人とその後盛り上がったくらいにみんな”普通”だった。)

(流れで書いてしまうが、モノセクシュアルとしてコミュニケーションされるうざさってのはあって、同性愛者が異性愛者に異性愛前提でコミュニケーションされるうざさに似ているかもしれない。ていうか、同性愛者に僕も同性愛者だと思い込まれてコミュニケーションされる時、そのうざさ自覚しろよにもなる。)

 

そんな、へ〜をしながら、地図もみずにふたりの勘で歩き続けた。大学時代に授業もサークルも放課後も1番くらいにずっと一緒にいたAだけど、労働者になってからはお互いが全然違う風に人生を進めている。だけど進めていくなかでぶちあたる壁みたいなこととか葛藤的なものは近くて、お互いにあーだこーだ言っていた。

ぐるぐるぐるぐる歩いてゴールとして門倉さんの《スピードレクイエム》を観た。僕は数日ぶりで、門倉さんにAを紹介する。その後は、新宿駅でAを見送って徒歩で帰宅。

結局15kmくらい歩いていた。

友人たちと会う時はほとんどが僕の家になることが多いので、永遠かなと感じるほどに友人と散歩するってちょっと新鮮でよかった。

 

他者の幸福と安寧を願うほどに知っている他者はそれほどいないかもしれなくて、けれどAの幸福と安寧を僕は心底祈っているなと思えたお散歩だった。

 

今日の僕的

踊ってばかりの国 『beautiful』LIVE@キネマ倶楽部(2019.11.10 )

(『下津光史歌集』から選びたかったけれどYoutubeにはなかった)

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